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耐震コラム

なぜ建築業界はすぐ建て替えを勧めるのか|壊す前に「再生」という選択肢を

建物が古くなり、耐震性や耐久性に不安が出てきたとき、真っ先に提案されるのは「建て替え」です。 しかし、それは本当に不動産オーナーにとって最善の選択なのでしょうか。 構造をきちんと調査すれば、既存の骨組みを活かしながら安全性と資産価値を取り戻せるケースは少なくありません。
本記事では、建築業界が建て替えを勧める理由を整理し、耐震診断・耐震補強を軸にした不動産再生「リボビル」という第3の選択肢をご紹介します。

なぜ、建築業界はすぐ「建て替え」を勧めるのか

建物が古くなり、耐震性や耐久性に不安が出てくると、多くの場合、最初に提案されるのは「建て替え」です。

建設会社でも、設計事務所でも、「それなら新築にしましょう」という話は、驚くほど早く出てきます。

では、なぜでしょうか?

それは決して悪意ではありません。
ただ、建て替えのほうが業界として都合が良いのが現実です。

ビルの解体現場

工事規模が大きくなり、動くお金も大きい。
設計・施工・資材・人材と、地域経済が一気に動く。
既存建物を手間をかけて詳細に調査し活かすよりも、ゼロから作るほうが工程も責任範囲も明確です。

正直に言えば、「調査が大変」「手間がかかる」「想定外が起きやすい」。
それが、既存建物の再生です。

だからこそ、業界全体として「建て替えを勧める空気」ができあがっているのだと思います。

でも、本当にそれは、建物を所有するオーナーにとって最善でしょうか

ここで、一度立ち止まって考えてみてほしいのです。
その建物は本当に壊すしかない状態なのでしょうか。

構造をきちんと調べれば、まだ十分に使える骨組みが残っているケースは少なくありません。
にもかかわらず「古い=危ない=壊すしかない」そんな短絡的な判断が、今も多く見られます。

私たち、さくら構造はそうは考えません

私たちは構造設計事務所です。
建物を壊すためではなく、 どうすれば安全に、長く使えるかを考えるのが仕事です。

だから、最初から建て替えありきでは考えません。

構造体や劣化状況を踏まえ、どこまで耐久性を確保できるのか。
補強で済むのか、部分的な更新でいけるのか。コストと効果のバランスはどうか。
構造を見て、数字を見て、可能性を見つける。それが、私たちのスタンスです。

「リボビル」という不動産再生の考え方

リボビルは、解体・建て替え以外の第3の選択肢として生まれました。

リボビルバナー

耐震診断・耐震補強を軸にしながら、必要な改修を見極め、建て替えに比べて大幅にコストを抑えつつ、建物の価値を再生します。

  • 建て替えよりもコストを抑えられる
  • 工期が短く、事業への影響が少ない
  • 使えるものを活かす、環境にも優しい選択

何より 「この建物、まだ使えるじゃないか」そう言えること自体が、オーナーにとって大きな価値だと、私たちは考えています。

建て替えか、再生か。正解は一つではありません

もちろん、建て替えが最適なケースもあります。
私たちは、建て替えを否定したいわけではありません。

ただ一つ言いたいのは、最初から選択肢を一つに絞る必要はないということです。

建て替えしかないのか。それとも、活かす道があるのか。

その判断をするためにこそ、私たちのような構造のプロが存在するのだと思っています。

ぜひ壊す前に、一度ご相談ください!

下記フォームから、建物情報をご入力ください。

この記事を監修した人

耐震建築家 田中 真一

耐震建築家 田中 真一

さくら構造株式会社 代表取締役社長

一級建築士、構造設計一級建築士

さくら構造は、2025年現在、社員数150名、売上高20億円を超える規模を有し、非木造建築においては構造設計棟数で全国トップクラスを誇る高耐震設計グループである。独自の高耐震基準「TSUYOKU」を開発し、地震に強い暮らしを実現するとともに、日本の構造設計を世界に誇れる仕事へと発展させるべく、日々研究に取り組んでいる。

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